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日曜版 金田一京助についての記事

2014年8月17日(日)日曜版2面左下 故郷・盛岡を愛した京助 より

国語学者、金田一京助についての記事なのだが、以下の記述がある。




・・・・歌人としても知られた京助は、故郷の歌を数多く詠んだ。東京の自宅には、岩手山の絵や写真を飾り、庭には錦木という故郷に自生する紅葉が美しい木を植えていた。「石川啄木との交流は有名ですが、啄木以外にも、上京した同郷人の面倒をよくみていたようです」。盛岡にも度々帰り、いろいろな会合に顔を出していたという。


太字部分は区切りがないために読みにくい。ただし、かまわず「錦木という、故郷に自生する、紅葉が美しい木」と区切ってしまうと今度は途切れが気になり、別の意味で読みにくくなる。以下のようにしたらどうだろう。





・・・・東京の自宅には、岩手山の絵や写真を飾り、錦木という、故郷に自生する紅葉が美しい木を庭に植えていた。

・・・または、

・・・・東京の自宅には、岩手山の絵や写真を飾り、錦木という、故郷に自生して紅葉が美しい木を庭に植えていた。





ところで、この記事の大見出し(1面)には、

  ことばこそ堅くとざした、心の城府へ通う唯一の小道であった

とあり、金田一京助 『片言をいうまで』 からの引用となっている。

浅学な私としては、「ことばこそ、堅くとざした心の城府に通う唯一の小道であった」と区切った方がよいのではないかと思うが、なぜ大国語学者がこう区切ったのか、是非知りたい気がする。



縦書きには、ウェブページで縦書きレイアウト を利用させていただいています。

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