派遣法改正についての記事

2015年1月13日（火）朝刊4面（政治面）左真ん中あたり　派遣法改正「三度目の正直」 より

区切りの問題ではないが、言葉遣いがおかしい。最初の段落と中ほどの段落が下記。

　政府は、26日召集の通常国会に、派遣労働者に柔軟な働き方を認める労働者派遣法改正案を再提出する。同改正案は昨年、通常国会と臨時国会の2度廃案となった。野党は対決姿勢を崩しておらず、前途多難だ。

・・途中略・・

　昨年の通常国会では、罰則規定の「懲役１年以下」を「以上」とする誤記載が発覚し、法案を審議することなく廃案となった。・・

1点目。「通常国会と臨時国会の2度廃案」はおかしい。文字数が増えてしまうが、下記右のようにするか、または、厳密には変だが文脈から許されるとみなし、下記左のようにすべきだろう。

2点目。以前、別の記事にも書いたが、「発覚」は「隠していた悪事・陰謀などが明るみに出ること」。それすら知らない記者が政治記事を書いているのは情けない。下記は改善案。

同改正案は昨年、通常国会と臨時国会の2度にわたり、廃案となった。

・・または・・

同改正案は昨年、通常国会と臨時国会で2度廃案となった。

　2点目については、

　昨年の通常国会では、罰則規定の「懲役１年以下」を「以上」とする誤記載が判明し、法案を審議することなく廃案となった。

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